編み込む日常

30代半ばでシングルマザーになりました

はじめまして

これから日記を書こうと思う。

10年前の光の届かない水中でもがいていた自分に宛てて。

20年前の何も知らない自分に向けて。

これから大人になる我が子に向けて。

 

結婚して8年目に子どもができて、

その子が1歳になる頃に別居。1年後に離婚。

シングルマザーになって5年。

現在アラフォー。

仕事は某専門職の個人事業主

 

人生で一番辛かったのは結婚をしていた時で、毎日毎日泣いていた。苦しくて辛くて声をあげて1人で泣いていた。

10年前、私は子どものいない専業主婦だった。付き合っていた頃から衝突が絶えなかった夫との暮らしは何が問題なのかもはや言葉にできないぐらいに混沌としていた。

元夫は都内の真ん中仕事をして、お酒を飲んで連絡がつかなくなり朝方に帰宅する日々。

子どもが欲しかった私は継続的な仕事は妊娠したら職場に迷惑がかかると思い込み、単発の仕事をポツポツとこなす。

何も間違えていないはずなのに、どうしてこんなに辛いのか。
朝も昼も夜も、マンションの湿った床に突っ伏して泣いた。

20年前、私は都内の大学に通っていた。

まだ子どもの延長で、将来のことなんて何も考えていなかった。

音楽が好きで音楽ばかりやっていた。

資格を取るために勉強している他学部の友人をよそに、楽器を演奏し、ギリギリ落第は免れるレポートを書き、バイトをして暮らす日々。

なんとなく、母と同じように卒業したら少し働いて、その後は専業主婦として子育てをする人生を漠然と思い描いていた。

大学まで行かせてもらいながら、自分で自活することを考えていない大バカものだった。

 

そんな2人の過去の私を叱咤して、慰めるために、今の生活を書こうと思う。