編み込む日常

30代半ばでシングルマザーになりました

どう転んでも痛いなら、好きに転ばせて欲しい。

手を引かれて、導かれて、巻き込まれるように転ぶと人のせいにしたくなるのよ。

もしかしたら足を擦り剥かずにすむかもしれないけど、

それでも危ない思いをしたことを人のせいにしたくなるのよ。

 

1人で歩いていて転んだら、恥ずかしくて痛くて、なんか笑っちゃったり、転んだくせに「すいません」とか言ったりして、あとでこっそり痛さで涙が出たとしても、自分で立ち上がるしかない。

 

どうせ転ぶことが前提の人生なんだし、どう転ぶも自由。

 

1人で失敗してから、何もかも始まった。

不安がないわけではないけれど、

飛び込んだ先の世界を諦めなくてよかった。

そこは、思っているより何倍も自由で、何事にも手触りがあるよ。

きっと、誰かのせいにしているときには感じられない物事の手触りで、ヒリヒリする。

足りなかったのはこれだ、と思う。

 

外から見たら私は以前と変わらないかもしれない。

確かにやっていることは、昔から変わらない。

 

でも、手触りが全然違う。

勇気をもって諦めなくてよかった、と心から思う。

あのまま人のせいにして生きていらたと思うと、ぞっとする。

きっと大丈夫だから、これからも好きなだけ好きなように転んだらいいよ、私。